観光

サン・ミニアートの白トリュフはグルメ垂涎の秋の味覚
今月末まではサマータイム、とはいえ、10月に入って
すっかり秋めいてきたフィレンツェです。
秋といえば、味覚の秋!
イタリアの秋は美味しいものいっぱい。
ぶどう、ワイン、きのこ、オリーブ、栗など
週末には各地で催される収穫祭に、
たくさんの人々が集います。
フィレンツェとピサの間にある、小さな街、サン・ミニアートは、
イタリアでも屈指の白トリュフの産地です。
毎年11月に開かれるトリュフ祭りでは、量り売りのトリュフ

トリュフを使ったさまざまな食材…トリュフ入りのパスタ、ソース、オイル
トリュフで香り付けしたサラミやトリュフ入りチーズなどのほか
地元の名産品がいろいろ並びます。

収穫されたオリーブと、搾りたてオリーブオイル

サフラン

乾燥ポルチーニ

イタリアのお祭りには欠かせない?ポルケッタ(子豚の丸焼き)
さて、イタリアの白トリュフといえば、オークションで何千万円という値段が付いたとかいう
幻の食材!? とても庶民の口になんて…と思われるかもしれませんが
気になるお値段はこんな感じ…

安くはないけど、買えない値段というわけでもありません!?
トリュフは、大きい塊ほど価値が高いので、値段も大きくなるほど
飛躍的に高くなる、という仕組みだそう。

さて、トリュフを手に入れたら、風味が落ちないうちにできるだけ早く賞味すべし。
白トリュフは、丁寧に周りの土を落としたら、薄くスライスして、生のままいただきます。
ソテーしたお肉や、シンプルな手打ちパスタに…


この時期、イタリア旅行をされるなら、ぜひ一度採りたてトリュフをお試しください!
写真&料理 OKADA MARI 写真 Alemanno Claudio
文 CHIHARA SATOKO

桜の開花もそろそろですね。
ここ、イタリアでも今こんな風景があちこちで見られます。
山桜? と思っていたら、アーモンドの花なんだそうです。
こんどの日曜日はパスクア(復活祭。イースター)。
十字架にかけられたキリストの復活を祝う、クリスマスと並ぶ大切な宗教行事です。
復活祭の日に先立つ一週間は「聖週間」とよばれ、
キリストが弟子達と最後の晩餐をとった「聖木曜日」や
受苦日の「聖金曜日」などにもキリストの受難を偲ぶ宗教行事が各地で行われます。
フィレンツェでは、中世から続く、パスクア当日の「スコッピオ・デル・カッロ」が有名です。
そして、パスクアの翌月曜日はパスクエッタと呼ばれる祝日で、
イタリアでは街を離れて(Fuori Porta=郊外)でピクニックをするのが伝統です。
エルサレムからほんの数キロ離れたところ(Fuori Porta=エルサレムの郊外)で、
復活したキリストが弟子の前に現れたことに由来しているそうです。
実際は、陽気もよくなるこの季節、3連休にかけて「春休み」をとり
旅行に出かけるイタリア人も多く、今週はすでにすっかりバカンス気分の人もちらほら。
先日、挙式の確認のために、会場の管理人のオバサンに電話をかけると
「私、今、アフリカなの~」ですって。
BUONA PASQUA!!
写真 OKADA MARI
文 CHIHARA SATOKO
街のあちこちに、あざやかな黄色いミモザの花が咲きはじめると、
ああ、もう春が来るんだな!と実感します。

3月8日はミモザの日。
日本ではあまり定着していない(?)国際女性デーですが
イタリアでは「フェスタ・デッラ・ドンナ(女性の日)」といって、すべての女性のためのお祭り。
その日、女性にミモザを贈る習慣があることから「ミモザの日」とも呼ばれています。
ミモザの日には、ちょっとコーヒーを飲みに入ったバールや、いつも買い物をする
スーパーのレジなどでも、小さな花束のプレゼントをもらえたりします。
以前、住んでいたアパートメントには、毎年、庭のミモザの木をせっせと切って、
みんなにプレゼントしてくれるおじさんたちがいました。

郵便受けに無造作に差し込まれたミモザたち。
もともと庭に咲いていたものなんだけれど、お花をプレゼントされるって嬉しいですね。
粋な習慣だなあーと感心していました。

そして、夜は、女性同士で出かけるのがイタリア流。
ふだんは家の食事をパスして外で楽しむなんて考えられない、
良妻賢母なイタリアのマンマも、この日だけは特別なんですって。
ディスコなどで、特別ショー(男性ストリップなど☆)が企画されます。
私たち、ワタベ・フィレンツェ店のスタッフ(全員女性!)も、みんなで繰り出します。
もちろん、いつも色気より食い気です。
今年はフィレンツェで一番美味しいと評判の、ティーボーンステーキをいただきます♪
文・写真 CHIHARA SATOKO
見どころがいっぱい、食べるものも美味しく、ファッションやインテリアがオシャレで
ショッピングも楽しいイタリア!
というわけで、今まで楽しいことをいろいろご紹介してきましたが、
そんなイタリア旅行を、最初から最後まで楽しんでいただくために
安全対策についても、少しずつご紹介していきたいと思います。
第一弾の今回は「スリ」について。
イタリアでは、スリや置き引き、ひったくりは常に日常と隣り合わせ。
こちらに長く住んでいても、混んだバスに乗るとき、人込みを通るとき、
人通りの少ない道を一人で歩くときなどは、いつもちょっと緊張しています。
バス停でバスを待つ人たち。イタリア人は並ばないのでごちゃごちゃ

フィレンツェ中央駅近く、UNITA広場のバス停はいつも大混雑
具体的には、バッグの開け口に手をかけたり、自分の方へ引き寄せたり、
道を歩く時は、車道とは逆側の手にバッグを持ち替えたり。
なんとなく、気になる(あやしい)人がいたら、一旦立ち止まって追い越させる…などなど。
といっても、実は過去2回ほど、ヒヤっとした経験があります。
1度目はフィレンツェ郊外の小高い丘フィエーゾレへ向かう市バス(ATAF)7番線内で。
このバスは、観光客が多いのでそれを狙うスリも多いというウワサの路線。
日本から来た友人を案内していて、ついオシャベリに夢中になったとき、
肩にかけていたリュックがツッと軽く引っ張られる感覚がして思わず振り返ると、
なんと私の貴重品入れを手にしたスリと目があってしまった!
(お財布や携帯などを小さなポーチに入れて、リュックの紐にひっかけてあったのです)
まさか紐がついてると思っていなかったスリのほうもビックリで、すんなり返してくれましたが
とても怖い思いをしました。
2度目は、朝、フィレンツェの駅からドゥオモに向かうバス通りを歩いていたとき。
バスを降りて、車内では手にもっていたリュックを背負って歩きはじめると、
なんだか私のナナメ後ろをぴったり歩く若い男。接近しすぎでは??
なんとなくあやしいので、信号を待つふりをして立ち止まり男を見送りつつ、
リュックを肩からおろすとリュックの口の紐がゆるんでいてビックリ。
どっちも、未遂ですみましたが、いつもなら気をつけているのに、
たまたまウッカリした一瞬の出来事でした。
観光中、ショッピング中には、つい夢中になって自分の手荷物に
不注意になってしまうこともありますが、気をつけてくださいね!
都市間を移動する際に便利なユーロスターなどの長距離列車ですが、
多くの人が行きかう駅も注意が必要です。

フィレンツェ中央駅の切符売り場/ホームへ向かう人の群れ
切符を買ったり、買った切符に刻印したり、列車の発着情報を見たり、
慣れない駅で、しなければならないことはたくさん。おまけに手には複数の荷物。
どうしても、注意が散漫になりがちなのは、スリも知っています!
スーツケースの上に置いた荷物や、足元に置いたはずの荷物が
突然消えてしまったりすることのないように、自分の荷物からは手を離さないのが鉄則です。
また、最近多く聞くのが、ユーロスターなどの列車に乗り込む際の被害。
こちらの駅はホームが低く、列車は2、3段のステップを上って中に入ります。
ユーロスター/ユーロスター出入口
その狭い入口で、囲まれたり挟まれたり…。
後ろの人にギュウギュウ押されたりしたときなどは要注意です。
近ごろは、スーツケースなど大きな荷物を「手伝ってあげましょうか」など声をかけてきたり
「こっちから乗るといいよ」など入口を指定してきたり、親切さを装って近寄ってくる
図々しい輩もいるようです。
(もちろん、本当にただ親切な人もいるので、いきなり叫んだりしてはいけませんが!)
声をかけてくるスリは単独ではなく、(一人が声をかけ、注意をそらし、別の人が盗む…)という、
2人以上のグループの場合が多いので、周りの状況にもよく注意してください。
無事、列車に乗り込んだら、荷物はすべて自分の目の届く範囲に。
貴重品は必ず手元に。
ユーロスターでは出入り口付近に荷物置き場がありますが、
途中駅での停車時など、発車間際の置き引きには特に注意してください。
列車が無事発車するまでは、自席に座らず荷物に目を光らせているイタリア人も(私の夫です…)。
スリにあわずに楽しいイタリア旅行を!
文:SATOKO CHIHARA
写真:MASUMI YASUTOMI
クリスマスが終わって、1月になると、街のあちこちに登場するこの人。

子どもたちに大人気のべファーナ(Befana)です。
正体は、1月6日の主顕節(エピファニアEpifania)の前夜に、ホウキに乗って飛び回り、
煙突から、子どもたちにプレゼントを配るという、伝説のおばあさん。
そのため主顕節は、イタリアでは親しみを込めて「べファーナ」とも呼ばれています。

こんな可愛いベファナも!?
イタリアの子どもたちは、1月5日の晩、暖炉の前にプレゼントを入れてもらう靴下をつるして眠ります。
よい子の靴下にはオモチャやキャンディーやチョコレートなど子どもの大好きなもの、
悪い子の靴下には「炭」が入れられるのだとか・・・。

奥に写っているのが、木炭ソックリの砂糖菓子
ホントの炭じゃあまりにもかわいそうですものね!
もともと主顕節は、クリスマスの12日後(1月6日)、キリスト礼拝に、
はるばると遠い国からやって来た「東方の三博士」が、キリストのもとに到着したという日。
日本ではあまり知られていませんが、キリスト教では重要な祝日で、
キリストの存在が公になったことを意味します。

Jesus and the 3 Kings
さて、べファーナと主顕節の関係がイマイチわからなかったのですが、
今回調べてやっとわかりました!
三博士が旅の途中、道を聞いたのがべファーナ。
べファーナは親切に道を教えますが、一緒にお祝いに行こうという彼らの誘いは、
とても忙しかったので断ってしまいます。
後悔し、慌てて贈り物を持って追いかけましたが、間に合いません。
そこで、あちこちの家を訪ねては、どこかにキリストがいると信じて、
その家の子どもに贈り物を置いていくのだそうです。
クリスマスからのお祭りも、この主顕節で一段落。
こうして、12月初旬から長く街を彩っていた、ツリーやイルミネーションも取り払われます。
イタリア人は「主顕節がすべてのお祭りを連れ去る」といいます。
少し淋しいですって・・・? とんでもない!
べファーナが去ったあとには、セールが始まるのですから!(大人はこっちが楽しみ?)
今年のフィレンツェのセールは1月7日(月曜)からです。
お見逃しなく!?
写真:OKADA MARI
文 :CHIHARA SATOKO
& OKI TOMOKO

早くもクリスマスシーズンを感じさせるイルミネーションが目につくようになったフィレンツェ。
先週ぐらいから、飾り付けが始まりました。
通りごとに趣向を凝らしたデコレーションで、道行く人々の目を楽しませてくれます。
ここカルツァイ通りにあるコンフェッティ(お菓子)屋さん、以前ブログで紹介した
MIGONEもクリスマスらしく可愛らしいショウウィンドウに様変わりしていました。
毎年恒例となったサンタ・クローチェ広場でのクリスマス市。
ドイツ、ベルギー、フランスなど約15カ国からのブースが並びます。
クリスマスのデコレーションから食べ物まで色々なものが揃っています。

中でも、ドイツの大きなソーセージのホットドッグが人気。
私も毎年、匂いに誘われて買ってしまいます。寒いところで湯気の立つソーセージと
ザワークラウトを挟んでもらってほお張るホットドックは最高!
温かいワインと一緒に・・・

このクリスマス市は12/16まで開催されています。

そして、12月24日の夜には、町中の教会でクリスマスのミサが行われます。
写真は、昨年ドゥオモでのミサの後の様子です。Presepio(プレゼーピオ)は
各教会に飾られる模型です。キリスト降誕のシーンを再現しています。
フィレンツェ ドゥオモでのミサは厳かで、ロマンチックさはありませんが、
それがイタリアのクリスマス・イブ。誰でも参加できますので、
12月24日にフィレンツェにいらっしゃる方は、ぜひ足を運んでみてください。
ミサは夜の0:00AM~1:00AM頃まで。
街のイルミネーション、教会のプレゼーピオは1月6日(御公現の祝日)の
翌日まで飾られています。
文・写真:MARI OKADA
8月10日は聖ロレンツォ(サンロレンツォ)の日です。
フィレンツェのサンロレンツォ教会では、その夜、集まった人々に
スイカとパスタが配られます。


さてさて、サンロレンツォ教会は、4世紀にミラノの司教によって献堂され、
その後、メディチ家の礼拝堂やミケランジェロ製作のラウレンツィアーナ
図書館が増築され、いまでは、フィレンツェを代表する教会のひとつとなりました。
祭られているサンロレンツォは、3世紀中頃、キリスト教徒迫害時代に
ローマ法王に仕えていました。
法王が首を切られて殉教すると、教会の財産を貧しい人々に与え、
皇帝に献納しなかったため、皇帝の怒りを買い、火刑に処せられたとのこと。
その際、信仰の厚いサンロレンツォは、金網の上で焼かれつつも
“こちら側はもう焼けた。反対側はいいのか?”と平然と話したとかなんとか・・・
教会内左手には、火中のサンロレンツォを描いた大きなフレスコ画があり、
多くの観光客が見入ってます。
前置きが長くなりましたが、その彼の絵がファサードを飾り、


お昼にコンサートが開かれます。
夜の賑わいを激写してみました。


山摘みになったスイカをすぱすぱっと切っていくおじさん。
大きなフライパンの中で、パスタを混ぜるお兄さん。

出来上がった熱々パスタとあま~いスイカを群がる人々に配る人たち、
ちなみに、彼は、アレッサンドロ。

いつもは、中央市場の八百屋さんです。
私はいつも土曜日に彼のお店に買いだしに行ってます!
そういえば、ペルセウス座流星群が来るのもこのころです。
イタリアではサンロレンツォの夜に見る最初の流れ星に祈願すると
願いがかなうといわれています。
今年は7つも流れ星を見たと友人が言ってました。
フィレンツェの夏の風物詩です。
写真・文 OKI TOMOKO

フィレンツェの空の玄関口となるフィレンツェ・ペレートラ空港(アメリゴ・ヴェスプッチ空港)は
フィレンツェ市の北西にあり、中心地からシャトルバスで約20分ととても近く便利です。
シャトルバスはフィレンツエ中央駅近く(SITAバスターミナル発、駅前、LAZZIバスターミナルの)
3箇所から、30分に1本。チケットは車内で購入可、4.5ユーロ。
日本へは、イタリア国内およびヨーロッパの主要地乗り継ぎでの利用となります。
(ワンポイントアドバイス① 乗り継ぎではロストバゲージの心配も時々ありますので、
貴重品や到着後すぐに必要なものは必ず手荷物で!!)
出発ロビー入口を入ると目の前にはアリタリア以外の各社チェックインカウンターが並んでいます。
アリタリアのみ2階ロビーにカウンターがあります。

また、入口のすぐ横にはタックスフリーのコーナー。
タックスフリーの手続きはEU最後の出発時で行うのが基本ですが、
機内預けの荷物に商品を入れる場合、フィレンツェの空港でも手続きできます。
(ワンポイントアドバイス② 商品一つ一つ提示を求められる場合がありますので、
すぐに取り出せる場所に入れておくとスムーズ)

出発ゲートへはこの階段か横のエレベーターで2階に上がります。
セキュリティチェックをしてからゲートへ進みます。

昨年リニューアルして、以前は地方の鉄道駅のように(?!)小さかった出発ロビーも
キレイになって、セキュリティゲートを過ぎたあとにも、バールやショップ、免税店などができました。
一方、フィレンツェ空港到着便で利用の場合、空港から市内へ行くには、
到着ホール出口を出て建物に沿って右手に歩いていくと、
タクシー、シャトルバスの乗り場があります。
(ワンポイントアドバイス③ タクシーの料金には、スーツケースなど荷物の数、
また、深夜、祝祭日などで追加料金がかかるので、ケースバイケースです)

シャトルバスはタクシー乗り場より、建物から少し離れています。

コンパクトに必要なものが揃っているので、大きな空港よりむしろ便利?!なフィレンツェ空港。
絶対に迷うこともありませんし、ね!
ちなみに、フィレンツェ空港の別名、アメリゴ・ヴェスプッチは、
アメリカ大陸を新大陸として発表し、大陸の名前(アメリカ)となった
フィレンツェ出身の探険家の名前に由来しています。
文 JUNKO TADA & SATOKO CHIHARA
写真 JUNKO TADA

アルノ川沿いに3km以上にもわたって広がるカッシーネ公園で、
毎週火曜日の午前中、フィレンツェで一番大きなメルカート(市場)が開かれます。
市内から17番Cのバスに乗り、終点で降りたところがメルカートの西端。
このあたりは靴屋さんの屋台が並ぶところです。

10ユーロ均一の安さ自慢の店から、
値段は(メルカートにしては)ちょっと高いけれど
見本市かなにかの流れものなのか?とおぼしき
個性的な靴も置いてあるような店までと、玉石混合。
一通りざっと見て、お店の目星をつけておきます。
店の前には、試着用のカーペットや鏡も置いてあったりして、
みんなけっこう真剣に選んでいます。
それから、カジュアル、婦人服、ワイシャツ、水着、
下着、パジャマなどそれぞれ専門の衣料品屋台が続く中、
ときどき、台所用品、手芸用品、生地、工具などの
雑貨専門店も混じる「衣料品、雑貨売り場」。
ちなみに、衣料品も、屋台のバンの中に
フィッティングルームがしつらえてあり、試着可能らしい。
「ちょっと、これの1サイズ上のも出してみて!」なんて、
店の奥からシニョーラ(おばさん)の声が聞こえてました。
そのほかの個性的な店では、
本屋さん、 
ギャラリー、 
なんとペットショップも!! 
お花屋さんがあり、それから東の端までは主に食料品売り場。


新鮮な果物や野菜を中心に、フレッシュチーズやスパイス、
ドライフルーツの専門店もあります。
ここまで、左右のお店をひやかしながらぶらぶら歩いて40、50分。
お腹がすいたら、バール屋台へ! 
ポルケッタ(子豚の丸焼き)やランプレドット
(牛の胃袋の煮込み)を挟んだパニーノを買って、一休み。
お店の前にテーブルと椅子を用意しているところもあるけれど、
川沿いのベンチが木陰もあっておすすめ。

今日の私の目当ては、食べごろフルーツと、靴。
地元産(nostrano)の札がついた桃、アプリコット、
いちごを買って、さっき目星をつけた店を探しながら来た道を戻り、
欲しかったような靴も30ユーロでゲット!
そろそろ午後1時なのか、店じまいを始める店もちらほら…。
なんとも充実の半日でした。
文・写真 SATOKO CHIHARA

5月はバラの季節。緑濃くなる街の中、フィレンツェ市が管理する
バラ園が約1ヶ月オープンします。
場所は、ちょうどミケランジェロ広場の西方下に位置し、入場は無料。
もともとバラの試験場として運営されていたものが一般に
開放されるようになりました。
緑の芝生に囲まれた庭園の中、100種類以上の
さまざまなバラが咲き乱れ、遠方には、ドゥオモ、ジョットの鐘楼等、
素晴しい眺めが広がります。

週末は、本を読んだり、日光浴をしたりと家族連れやカップル、
人々の輪で賑わいます。

そして、フィレンツェ市と京都市が姉妹都市であることから、なんと!
ここには京都高台寺縁の日本庭園があります。
無・不変を象徴する松を植え、両国、あるいは京都市民とフィレンツェ市民の
友好が、将来も永遠に続くことを念願して“松籟庭園(しょうらいていえん)”と
命名されています。
日本語の説明書きも・・・

この季節、ミケランジェロ広場に行かれたら、是非、こちらにも足をお運び下さい。
美しい花々がお待ちしてます!
文・写真 TOMOKO OKI

フィレンツェのとある週末、聞こえてくるブラスバンドやドラムの音を追いかけると、
こんなパレードに出くわします。

記念行事には付き物の中世風パレードです。
衛兵や貴族、貴婦人、子供たち、 ブラスバンドの面々、バンディエーレ(旗手)が続き、
時々止まって、旗を使った技を見せてくれたりします。

一番最後は、時に軽快に、時に威風堂々とドラムが通ります。

ちなみに、先頭を行く衛兵の衣装はミケランジェロがデザインし、
ローマ・ヴァチカン市国を守るスイスガードと色違いとのこと。
スイスガードの方がカラフルですね。

そして、重要なのが、この衛兵!
フィレンツェ・ヴェッキオ宮殿リーガル挙式をされると
彼らが2人護衛としてカップルを先導するのです。
実際に挙式に参加した衛兵もこの中に写ってます。
誰だかは秘密です・・・なんて、ほとんど全員です!
文・写真 : TOMOKO OKI
長かった冬が終わり、
春がそこまでやってきています
(暦の上ではもう春なのかな?)。
春はイタリアが
一番イタリアらしく見える季節。
パワーを取り戻した太陽の下、
緑は生き生きと輝き、小鳥たちが歌い
(イタリアの小鳥はホントに歌うんですヨ!)、
路肩の草むらの中からさえ、
パステル色の小さな花がいくつも顔を出し、
グレーがかった冬の景色を一掃してしまいます。

陽気さと明るさが再び戻ってくる春が、
イタリアに来てから本当に大好きになりました。

パスクア(イースター)は
そんな春の始まりのお祭りです。
キリストの復活を祝う宗教上の祝日で、
今年は4月8日にあたります。
カトリックの国イタリアでは、
パスクアはクリスマスと並ぶ大切な行事。
家族と過ごすクリスマスとは違って、
友達や恋人同士で出かけてもいいのが
パスクアの休暇。
そんなわけで、この時期は
「パスクアはどうするの?」が挨拶がわり。
カフェやお菓子やさんのウィンドーも、
卵形のチョコレートやハトの形のコロンバ
(上にアーモンドスライスや砂糖のかかったケーキ)など
パスクアのお菓子が並んでカラフル。

どれも日持ちするので、おみやげにもできます。
フィレンツェで有名なのは、パスクアの日、
午前中にドゥオモ広場で行われる「スコッピオデルカッロ」。
牛に引っ張られ巨大な山車が登場し、
ミサあと、最後にドゥオモの中から花火をくくりつけられた
張り子のハトが山車に飛び、爆竹のスペクタクルが始まります。

じつは私、フィレンツェに6年住んでいながら
まだ見たことがないのですが、今年は子どもを連れて行ってみよう!
当日フィレンツェに滞在する予定があれば、
ぜひ見に行ってくださいね。
ものすごい人出だそうですが、
10時ごろに行けば見られるようです。
文 SATOKO CHIHARA
写真 MARI OKADA
◆フィレンツェでショッピング
皮革製品、金細工、マーブル紙、モザイクなど、
現在でも職人がひとつひとつ手仕事で仕上げる伝統工芸の老舗と、
最新モードのブランドブティックが共存するのがフィレンツェ。
ショップでは、フラリと入って商品を自由に手にとる(店員は無視)
・・・というのは基本的にはNG。
欲しいものを店員にいって、あれこれ見せてもらうのが普通です。
高級店ほどその傾向が。
せっかくなので、セレブっぽい気分を味わってください!?
ブランド品は欲しいけど、そんなの面倒!という方には、
郊外のアウトレットがおすすめです。
値段も雰囲気も断然カジュアル。
街中にあるデパートはリナシェンテとコインの2つ。
有名ブランドの扱いは少なく、家庭雑貨、化粧品、カジュアル服飾など。
デパートなら、こまごましたものも一日にまとめて買えば免税になるのでお得。
◆ショッピング エリア&スポット
◇トルナブォーニ通り周辺

ブランドショッピングなら、トルナブォーニ通りと
そこから西へ入ったヴィーニャ・ヌォヴァ通りへ。
宮殿がまるごと店舗になっているフェラガモ本店は
堂々の風格(2階のミュージアムも興味深いので時間のある方はぜひ)。
ほか、グッチ、エミリオ・プッチ、ロベルト・カヴァッリなども
フィレンツェ発祥のブランド。
◇土産物の露店市


革製品やマーブル模様の文房具、民芸品などの露天が
軒を連ねているのが、金ピカ鼻のイノシシが目印の「ロッジャ新市場」や、
サン・ロレンツォ教会周辺など。
専門店の伝統工芸品とはもちろん質が違いますが、お土産には手ごろ。
いくつも購入する時には値段の交渉をお忘れなく!
ただし、露天市の周辺は観光客で常にごった返していて、
人ごみを狙ったプロのスリが出没することも。貴重品には注意を。
◇中央市場

レストランのシェフや家庭のマンマなど…
フィレンツェの料理人が集まるメルカート。
ビビッドカラーのイタリアン野菜や果物は
見るだけでも楽しいし、フォトジェニック!


生鮮食品だけでなく、乾燥ポルチーニやドライトマト、
スパイスやオリーブオイルなど、お土産に便利なパッケージも。
◇アウトレット
生産過剰や在庫、多少傷のあるものを処分するのが目的で、
ブティックとは異なるアウトレット。
品揃えやサイズには限りがあり、返品や交換はできないのが一般的。
とはいえ、もちろん免税もしてもらえるので、あのブランドが!
日本では考えられない値段になるのはやっぱり魅力。
フィレンツェから車で30分~1時間の近郊に点在。
詳しくは下記(③半日トリップ)をご参照ください。
文 SATOKO CHIHARA
写真 MARI OKADA
◆ピサの斜塔

写真提供:Mr.Hakoda
ユネスコ世界遺産のピサの斜塔。
イタリアといえば斜塔というくらい
馴染み深いモニュメントですが、
実際に見たらその傾き加減には本当にビックリ!
フィレンツェ中央駅から列車Rで約1時間、ピサ中央駅下車。
斜塔のあるドゥオモ広場まで徒歩約30分。
斜塔入場は予約制(運がよければ当日すぐに入場できることも)。
◆ワイナリー見学

トスカーナはキャンティやスーペル・トスカーナといった名品を生産する、
世界屈指の名醸地。
以前訪れたのは、ヴェラッツァーノというキャンティを造る古城。
ガイドとともにワイン醸造の過程を見学したあと、テイスティング。
生ハムやイノシシのサラミ、フルーティなオリーブオイルをつけたパンが
おつまみに出て、ワインもグラスで数種類サービス。
デザートに、ヴィンサントという甘いワインと、
カントゥッチーニ(硬いビスケットでヴィンサントに浸して食べる。美味)
まで出て大満足。直売のワインもお土産に買いました♪

写真提供:Artimino
個人ではなかなか予約も難しいので、ツアーがおすすめ。
日本人のソムリエが案内してくれるもの、畑も訪れるものなど
いろいろあるようです。
英語のバスツアーに参加という手もあります。

◆アウトレット
フィレンツェ近郊にはアウトレットが点在しています。
モンテバルキにある「プラダ」のアウトレット、
「グッチ」を中心に各ブランドの直営アウトレットが
ブティックのように並んだTHE MALL(ザ・モール)は
すでにおなじみですが、 ほかにも、フェンディやロエベ、
ドルチェ&ガッバーナなどの直営アウトレットがあります。
特にコレといったブランド指定がない人には、
2006年にオープンしたばかりの、
90店舗以上の大規模なアウトレット・ヴィレッジ
(バルベリーノ・デザイナー・アウトレット)もおすすめ。
敷地内に川や広場まであって、ちょっとしたテーマパークのよう。
いずれもアクセスが面倒なので、
各社が催行するツアーやトランスファーを利用するのが便利です。
文 SATOKO CHIHARA
写真 MARI OKADA
◆ウフィッツィ美術館

ルネッサンスを代表する画家たちの傑作が集結。
ボッティチェッリの「ビーナスの誕生」「春」や
レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、
ミケランジェロの「聖家族」など、
教科書で一度は目にしたような超有名な絵画が目白押し。
美術にさほど興味がなくても、
フィレンツェを訪れたら一度は見ておきたい必見ポイント。
入館には行列が必至なので、
事前に電話予約しておきたい。
(055-294883。予約料金3ユーロ。2007年3月現在)
見学所要時間2時間程度。

↓
◆アカデミア美術館
フィレンツェではおなじみのミケランジェロ作のダビデ像
(ヴェッキオ宮殿前とミケランジェロ広場にレプリカが立っています)。
やっぱり、オリジナルの迫力、美しさは一見の価値あり!
(はじめて見たときは感激でした)
ウフィッツィと並ぶ人気の美術館なので、
事前に電話予約がベター。
(予約料金3ユーロ。2007年3月現在)
↓

美術館巡りの合間にちょっと休憩。イタリアンジェラートはいかが?
↓
◆パラティーナ美術館
ピッティ宮殿2階にある美術館で、
16、17世紀の絵画を中心にした
メディチ家のコレクション。
画家や年代別など系統立てて分類された
ウフィッツィ美術館とは大きく異なり、
傑作といわれるような作品も
各部屋の装飾として置かれているのがおもしろい
(が、目当ての作品を見逃さないように要注意!)。
個人的な思い出話ですが、
私はここにあるラファエロの「小椅子の聖母」
(ルネサンス期に描かれた聖母像の頂点といわれる作品)
がどうしても見たくて、イタリア巡りツアーの半年後に、
一人旅でフィレンツェを再訪しました。
文 SATOKO CHIHARA
写真 MARI OKADA
◆ドゥオモ

ルネッサンスの代表的な建築で、フィレンツェの象徴ともいえる大聖堂。
街の権威を示すために作られたというだけあって、その姿は威風堂々としていますが、
クーポラの曲線と、ピンクやグリーンの色大理石の繊細さが、
「花のサンタマリア大聖堂」という名前どおりの、女性的なイメージです。
クーポラに上る階段は464段と少しキツイですが、
ここからの眺めは映画になる程!

ドゥオモ前のサン・ジョバンニ洗礼堂の東の扉は、
ミケランジェロが「天国の門」と讃えた傑作で、こちらも必見です。
(オリジナルはドゥオモ付属博物館所蔵)
↓
◆シニョリーア広場

ヴェッキオ宮殿が立つ広場。
かつては政治的、社会的な中心地だったそうです。
「ネプチューンの噴水」「コジモ1世の騎馬像」ほか、
数多くの彫像が立っています。
ワタベで手配している挙式会場としても人気のヴェッキオ宮殿。
内部見学には、セキュリティーチェックがあるため
入場に時間がかかることも。
(ネプチューンの噴水後方の入口が比較的すいています)
ちなみに、シニョリーア広場からヴェッキオ橋に出る回廊が
ウフィッツィ美術館の入口。
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◆ヴェッキオ橋

橋の両側に、フィレンツェの伝統的な工芸品・金細工の
店が軒を連ねるユニークな造りの橋。
何か一つ、記念にアクセサリーを、と考えているなら、
ぜひヴェッキオ橋で。
(タックスフリーのシールが貼ってある店では免税手続きが可能)
店の2階部分は、ヴェッキオ宮殿と対岸のピッティ宮殿を結ぶ
約1kmにも及ぶ回廊になっていて、予約で見学が可能な日も。
その名のとおり、フィレンツェ最古の橋。
(ヴェッキオ=古いという意味)
橋の上では、アルノ川を眺める人、写真を撮る人が思い思いの
ひと時を過ごしています。

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◆ミケランジェロ広場

ここから見る景色は、まるで絵葉書かポスターのよう。
フィレンツェの街が一番美しく見える、絶景ポイントです。
朝、昼と時間帯それぞれに趣ある景色が見られるけれど、
夕暮れから、建物がライトアップされる時刻はとくにロマンティック。
観光客はもちろん、地元の人にも愛されるスポット。
文 SATOKO CHIHARA
写真 MARI OKADA